おしゃれで実用的な家具がそろうIKEA(イケア)。
事務所や作業場、自宅兼オフィスなどで使用する家具をIKEAで購入する方も多いですが、「これは経費にできるの?」と迷ったことはありませんか?
この記事では、IKEAで買った家具が経費になるケース、ならないケース、仕訳の方法までわかりやすく解説します。
目次
IKEAの家具は経費にできるのか?
結論:業務で使用する目的であれば、IKEAで購入した家具も経費にできます。
ただし、家庭用・私的利用目的の家具は経費にできません。
経費になるケースとは
- 事務所・作業スペース用のデスク・椅子・収納棚など
- 撮影セットやインテリア演出としての購入
- 自宅兼オフィスの事業利用部分で使用する家具
業務で使用することが明確である場合に限り、経費として認められます。
経費にならないケース
- 自宅リビング・寝室・キッチン用の家具
- 家族が使うソファ・ベッド・ダイニングなど
- インテリアとして私的に楽しむ目的の購入
このような支出は「事業主貸」として処理するのが正しい方法です。
経費にする際の注意点
- レシートや納品書を保管する
- 用途・設置場所を帳簿またはメモに記録
- 金額が10万円以上の場合は「固定資産」として減価償却が必要
- 家庭と共用する場合は「家事按分」処理を行う
勘定科目と仕訳の例
● 事務所用に9,800円の椅子を購入(10万円未満)
消耗品費 9,800円 / 現金 9,800円
● 撮影スタジオ用に45,000円のテーブルを購入
備品費 45,000円 / クレジットカード 45,000円
● 120,000円のソファを購入(事業専用)→固定資産
工具器具備品 120,000円 / 銀行口座 120,000円
※耐用年数に応じて減価償却が必要(例:5年)
※青色申告者は「一括償却資産」や「少額減価償却資産の特例」も検討可
● 家庭用と兼用(事業利用60%)として按分
消耗品費 6,000円 / 現金 6,000円
事業主貸 4,000円 / 現金 4,000円
まとめ
- IKEAの家具でも業務使用が明確なら経費にできる
- 家庭用・私用目的の家具は経費にしない
- 高額な場合は固定資産として処理
- 用途・設置場所・使用目的の記録を残しておくと安心
家具は金額も大きいため、税務調査でも確認されやすい項目です。
迷ったときは、証拠を残しつつ専門家に相談するのがベストです。











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