粗大ゴミに出す費用って経費にできる?仕訳は?【個人事業主・フリーランス向け】

事務所や仕事場を片付けていると、椅子や棚、家電など「粗大ゴミ」として処分しなければならないことがありますよね。
そんなときにかかる粗大ゴミ処分費、これは経費にできるのでしょうか?
この記事では、粗大ゴミの費用が経費になる条件や注意点、仕訳の仕方をわかりやすく解説します。

目次

  1. 粗大ゴミ処分費は経費にできるのか?
  2. 経費になるケースとは
  3. 経費にならないケース
  4. 経費にする際の注意点
  5. 勘定科目と仕訳の例
  6. まとめ

粗大ゴミ処分費は経費にできるのか?

結論:業務で使用していた物の処分費であれば、粗大ゴミの費用も経費にできます。
一方で、家庭用の家具や家電を処分した費用は、経費にはなりません。


経費になるケースとは

  • 事務所で使用していた机や椅子などを処分
  • 業務用のプリンターや古い家電を廃棄
  • 撮影スタジオなどで使用していたインテリア備品の処分

業務との関連性が明確であれば、処分費用も必要経費になります。


経費にならないケース

  • 家庭で使用していた家具や家電の処分
  • 自宅リフォームや引越しに伴う私物の廃棄
  • 業務に無関係な不要品の処分

こうした支出は「事業主貸」として処理しましょう。


経費にする際の注意点

  • 処分した物が業務用であることを記録
  • 自治体の領収書やシール購入証明を保管
  • 家庭と共用していた物を処分した場合は「家事按分」が必要

勘定科目と仕訳の例

● 事務用デスク(業務100%)の処分に800円かかった

雑費(または支払手数料) 800円 / 現金 800円

● 業務で使っていたプリンターの処分費(1,200円)

消耗品費(他でも可) 1,200円 / 現金 1,200円

● 家庭と共用していた棚の処分(事業用30%)

雑費 300円 / 現金 300円
事業主貸 700円 / 現金 700円

● 家庭用のベッドを処分した(業務無関係)

事業主貸 2,000円 / 現金 2,000円


まとめ

  • 業務用の物品を処分する費用は経費にできる
  • 私物や家庭用品の処分費は経費にできない
  • 領収書と使用目的の記録が重要

「これは業務で使っていたものだった」と説明できるよう、しっかりと記録と証拠を残しておきましょう。
判断が難しい場合は、税理士に相談するのがおすすめです。

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