ホームセンターで買った生活用品は経費になる?【個人事業主のための経費判断ガイド】

ホームセンターで買った生活用品は経費になる?【個人事業主のための経費判断ガイド】

日用品も業務に使うことがあるからこそ、「これは経費にできるのか?」と疑問に思ったことはありませんか? この記事では、ホームセンターで購入した生活用品が経費になるケースや注意点、仕訳例まで詳しく解説します。

この記事の目次

  1. 生活用品は経費になるのか?
  2. 経費になるケース
  3. 経費にならないケース
  4. 経費化の注意点
  5. 仕訳の具体例
  6. まとめ

1. 生活用品は経費になるのか?

☑️ 業務で使用するものであれば、生活用品も経費として計上可能です。 ただし、プライベート利用が前提の物品は経費になりません。

2. 経費になるケース

  • 事務所の掃除道具(モップ・バケツなど)
  • 収納ケースやファイルボックス(業務用)
  • 動画やSNS投稿用の背景パネルや小道具

これらは業務遂行上の必要経費と考えられ、「消耗品費」「備品費」「広告宣伝費」などで処理できます。

3. 経費にならないケース

  • 自宅リビングの掃除用具
  • キッチンやトイレの生活消耗品(ティッシュ・洗剤等)
  • 私用の観葉植物やインテリア雑貨

❌ こうした物品は生活費とみなされ、「事業主貸」として処理するのが原則です。

4. 経費化の注意点

  • 領収書は必ず保管し、用途メモを添える
  • 家庭と共用の場合は「家事按分」が必要
  • 高額な備品は減価償却の対象になる可能性あり

5. 仕訳の具体例

● 事務所の掃除用モップ

消耗品費  1,500円 / 現金  1,500円

● 商品撮影用の背景小物

広告宣伝費  3,000円 / クレジットカード  3,000円

● 書類整理用の収納棚(20,000円)

工具器具備品  20,000円 / 現金  20,000円

※10万円未満なら一括償却または少額減価償却資産(青色申告)扱い可能

● 家庭用と共用の掃除用品(30%を業務用として按分)

消耗品費  900円 / 現金  900円
事業主貸  2,100円 / 現金  2,100円

6. まとめ

「これは経費にできるかな?」と迷ったら、記録を取りつつ慎重に判断しましょう。 不安な場合は税理士に相談するのが確実です。